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どうでもいいからいつでも許してくれる、そんな人をたまに必要とする。
知らない間に任せられていたから、きっと拗ねたんだ。
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どうしてもどうしても思い出してしまった。
それくらい似ていた。瓜二つだった。
勢いで話さなくてよかったと本当に思う
痛いとこつかれた感満載で帰り道はそれが頭の中でぐわんぐわんしてた。から、忘れたかったんだ。
そうして寄り道してさっき起きてまだ眠い。
部屋の空気がねっとりしてて肌に重たくのしかかるからきっと外は暑いんだろうなって。
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とりあえずアイス食べようかな。
えいすけくんの約束、でもないけど、楽しみにされていた事わかってたのにすっぽかしちゃった。
あの子はまた家族に呆れるのかな。
ママにあんなこと言って、きっと大人になれば分かるはずさ。ママもそんなに強くない。昔みたいな強さはもうなかった。きっと寂しいんだろうなって、いわきに戻ってこないと言われた時は苦しかった。
大切な人にあんな事言われた辛さは計り知れない。でも子供は無責任に親を責めるんだ。
あー、軽く子供欲しいとか思っちゃダメだなー。
洗われた食器と干された洗濯物、テーブルには置き手紙と少しのお金。お金なんてないのに。あの夜を思い出したら泣けてきた。
そうしてまた許してくれる人を欲するんだ。許す人を欲するんだ。
愛が好きなんだきっと。